ギリギリセーフで春画展を見てきました
ずっと見たかったけど、なかなか行けずにいた春画展。
12月23日までということで、行ってきました!

春画展会場 永青文庫
1時間待ちなどと聞いていましたが、平日の午後だったせいもあったようで10分待ちで入館できました。
あんな画もこんな画もたっぷりと展示されていて、途中からお腹いっぱいになりました。笑
驚いたのは色彩の鮮やかさと、それが代わらず保たれていたこと。
着物の柄、髪の毛の一本一本に至るまで繊細で艶っぽく、かつコミカルに描かれている風に見えました。
美術に詳しくないのですが海外の人が描いた春画のような昔のポルノ作品を、海外美術館でも見たことがないのです。(あるのでしょうか?)
ましてやこんなすごい芸術品が日本に江戸時代からあったのに、国内展示は初めてだなんて。
かつての日本は人間の本来の欲望を公表できる、自由闊達さがあったのだと誇らしく思います。
どんな時代でも、結局男と女しかいないんだよね
中学のころ、片思いをした人がいました。
ある日親の友人女性から「セリちゃん、いちばん楽しいのはどんなとき?」と聞かれました。
私は「恋をしているとき」とすかさず答えたのです。
その女性は「まぁ、素敵ね!」ととても嬉しそうに言ってくれました。
けれども親から「はしたないから、そんなこと人へ言うのはやめて!」と怒られた記憶があります。
そこでその女性へ謝罪とお礼の手紙をしたためました。
「こんな生意気なことを言ってすみません。けれども非難をせず、喜んでもらえてうれしかったです」といった内容です。
その方は丁寧なお返事をくれました。
「正直なことを言える人は、強い人です。それに『恋』というのは時代を超えて、人類が繰り返してきた素晴らしいこと!これから色んな人と出会って恋するでしょうが、いつまでも恥ずかしいなどと思わずに、そのままのセリちゃんでいてね」と書かれてありました。
タブーってよくわかりません
私はいわゆるタブーに対する意識が、昔から希薄な気がします。
「そんなこと言うもんじゃない、するものじゃない」ということを、人よりいっぱいしてきました。
この年で深夜にラーメンも平気で食べてしまいますし、本音で言葉を発します。
酔っ払いにからまれると「からまないで!」と面と向かって言ってしまい、周囲の人をハラハラさせることもあります。
「いいな、自分もそう言えるようになりたい」とは言われる反面、当然周囲からの風当たりが強くなることもあります。
春画展を観て勝手に「豊かな表現をすることは、タブーを打ち破ること。そういう人たちがいてくれたから200年もの歳月を経て、私の目にも見える形として届いている」と女性がくれたお手紙を思い出しました。
風当たりは強くても自分のいちばん言いたいこと、表現したいことをしていればいいのだと感じます。
私の人生は数十年でなにも起こらなかったとしても、数百年後の未来の人たちへなにかを伝えることができるかも?
そんなワクワク感を感じながらの、帰り道でした。
興味のある人は、急げ〜!!
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