6af1aecb15da330c86e09e805aa582f4_m

 

 

 

 

先週モデルの道端アンジェリカがテレビで

「結婚したら週に1度は着飾って、夫と外食する」
という発言と
「自分の夫になる人は年収5000万以上なければ、
どんなに好きな相手だとしても結婚しない」
と言ったことが大バッシングを浴びたそうだ。

そのときディスカッションに参加をしていた
俳優早乙女太一の奥さんでモデルの西山瑞希は、
子供を預けてでも外出したいという心理は、
理解ができないと言うと、
「そうかな?子供もママが幸せそうな顔で帰ってきたら、
嬉しいと思うよ」
と言ったことに賛否両論が巻き起こったらしい。

まだ結婚も出産もしていない一人の女性の結婚観に、
なぜこのような炎上騒ぎが起こるのか、
私は不思議でならなかった。

 

もう10年以上も前の話になるが、
タレントの千秋が子供を出産した後のインタビューで、
「やりたいことが子供のせいでできないなんて、
ちょっとでも思いたくない。
子供を預けて、やりたいことを優先するようにしている」
と語っていたのが印象的だった。

私は育児を経験したことはないけど、
自分の親から「子供がいるせいで〜できない」という言葉は、
うんざりするほど聞いてきた。

また母は専業主婦だったので、
家の中には彼女の不安や不満が蔓延していて、
息苦しく感じることが多かった。

小学生のころ私が友人の家へ遊びに行くと、
「早く帰ってきなさい!」
と電話がかかってくる。
怒られたので帰ると、風呂の掃除や、米とぎ、
洗濯物たたみなどの家事をさせられていた。

家事をやるのがイヤだったわけではなく、
なにをやっても喜ばない、
日々を楽しめず機嫌の悪い母と一緒に
いるのがとてもイヤだった。

 

引き続き芸能ネタになってしまうけど、
70年代に活躍したホーン・ユキという女優が、
先日「あの人はいま」でテレビ出演していた。

結婚相手の俳優入川保則にDVにあい、
結婚25年で終止符を打ったという話だった。

現在彼女は朝4:30に起きて、
ガードマンとして生計を立てている。

子供は結婚をして孫までいるそうだ。

そんな苦労人の母を息子から
見た現在の姿はどう思うか?
という問いかけに、答えていた言葉。

「今の母の方が好きです。
お母さんが(結婚時)一生懸命やっていたころより、
自分のやりたいことや、
目指していることにがむしゃらに動いている。
毎日を生きるために働いていますし、
のびのびしていて一緒にいて楽しい」
というコメントに胸がぎゅっと締めつけられた。
母親は父親とくらべて
子供と一緒に過ごす時間が長い分、
よくも悪くも子供に与える影響は大きい。

道端アンジェリカや千秋の発言は、
自分に子供ができたとき子供に対して、
明るく子供を愛する彼女たちなりの、
「必要条件」なのだと思う。

子育ての必要条件は人それぞれ違うだろう。

子供と一緒に過ごす時間をなによりも大切にして、
心から楽しんでいる人は素晴らしいと思う。

一方でたくさんの気分転換や、
子供と離れる時間がなければ、
子供に対する明るさを保てない人もいる。

どれだけ長い時間一緒にいてくれても、
不幸な母親とずっといるならば逆効果だ。

たとえ接する時間が短くなっても、
幸せに輝く優しい母親と、密度の濃い時間を
過ごせることの方が子供にとっては幸せなのだ。

迷惑のかからない範囲で楽しみを見出しながら、
明るく子育てをしようと努力する人を、
もっと暖かく見守り協力してほしい。


投稿がお気に召しましたら、ポチッとクリックをお願いします!

↓いつも応援ありがとうございます。

にほんブログ村 家族ブログへ