いきなりタイトルから駄洒落で、失礼しましたm(_ _)m
昨年末のことです。
とても寒い日だったので、ホカホカと温まる粕汁が食べたくなりました。
粕汁に合うお魚を探してウロウロしていると、鱈を発見!
しかも鱈のアラがタイムサービスで、ものすご〜くお安い価格になっていました。
「ふふふ、粕汁には身よりアラの方がおダシが出ていいわよね」と思い連れて帰ってきました。
アラの入ったパックには、長さ20センチほどのカマが見えていました。
ところが持ち上げると、軽く1キロはありそうな重さです。
「な、なんでこんなに重いのだろう?」と思い自宅へ帰り、パックを開くと。

身の部分が折り畳まれて、入っていました〜!
プリンとした真白い身が、パックのラップを取ると弾けるように飛び出したのです。
「こんなに身がついていたの⁉︎」と嬉しくなり、粕汁にするのが惜しくなりました。
きっとものすごく大きな鱈の本体だったのだと思います。
そうだ、ブイヤベース風にしちゃおう!
たっぷりとした身をブイヤベースで食べると、どんだけ美味しいのでしょう?
そんな想像を張り巡らせて、粕汁を変更することにしました。

一番大きな経のお鍋に、かろうじて入る長さ
家にある、一番直径の大きな26センチのお鍋です。
まずみじん切りのニンニク一片と玉ねぎを軽く炒めて、薄切りの人参とマッシュルームを加えます。
軽く炒めた野菜の上に塩を振った鱈を置いて、白ワインかお酒で5分ほど蓋をして蒸し煮に。

20分ほど水に浸しておいた、サフラン
沸騰してきたら浸しておいたサフラン水とジャガイモを投入して、ジャガイモに火が通ればできあがり。
ジャガイモをなぜ濃い表記にしたかといえば、これが鱈のお出汁を吸ってお芋好きにはたまらないのです。
ニンニク、玉ねぎ、ジャガイモが入れば、他の野菜なしでも十分アリです。

先に具を食べます
スープのように食べてもいいのですが、やはりブイヤベースっぽく具と汁を分けて食べたい。

なんちゃって『ルイユ』
ブイヤベースといえばおろしニンニクの効いた、マヨネーズ状のソース『ルイユ』がつきものです。
おろしニンニクは翌日の仕事に差し支えるので、食べたいのをぐっとこらえて刻んだネギのマヨネーズソースにしました。
お汁に塩コショウを加えてもいいのですが、私は足りない調味料を直接具にかけて食べました。
そっちの方がお汁は塩気があるけど、具は味が薄いということにならないのです。

まぁまぁ、一口いかがですか?
なんちゃってルイユを鱈の身につけて食べれば、家の中に南仏がやってきます!

残ったお汁でリゾット
残ったお汁は少しトマト缶を足して、リゾットに。
パルメザンチーズと黒胡椒をガリガリとひいて。
茹でたパスタを入れても、絶品になりますよ〜♪
これは真鱈でしたが、今スケトウダラも旬でお安くなっています。
別の日にスケトウダラでも試してみましたが、とっても美味しかったです。
また鱈の白子を仕上げに加えて軽く火を通しても、コクが出て美味しいのではないでしょうか。
魚へんに雪と書くお魚ですから、雪が降りやすい今の寒い時期に美味しくなるはずです!
鱈のお鍋や粕汁もいいですが、たまには南仏を家に呼んでくるのもいいものです。
くれぐれも白ワインの飲み過ぎにはご注意を!(あ、私のことです)
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