自分の意思で動くというのは、責任が伴うので動きづらい
どんなことを始めるにもすぐに心の準備が整うことと、なかなか整えられないことがあります。
私はブログ術講座へ行っておきながら、なかなかブログを始めることができませんでした。
ブログ術講座へ行く前にも通っている際も、行った後も、自分の媒体を持てることのすごさを他者の経験から目の当たりにしていました。
だから通うことにしたのですが私は同期のなかで誰よりも遅く、次の期の人たちにでさえブログを始めるのは出遅れていました。
原稿は書いているのに、発信ができない。
「コピぺして発信するだけなら、やってあげるよ」と言ってくれる親切な人もいました。
ただ自信がなかっただけなのです。
続けられなければ恥をかく、自分の書くものが人に受け入れられなければ恥をかく、人から批判を受ければ心が折れる。
プライドの問題ばかりを考えていました。恥をかきたくなかったのです。
新しい知識やアドバイスを得ると、人は使ってみたくなるものです。
健康番組の情報やネットやセミナーで目から鱗の情報が、今は溢れていますから。
他者から見た「こうすればいい」というのは、本当のことでもいざ自分が動くとなると動けない。
それは今の自分に必要な行動で、いいことなのだとわかっていても、なかなか始められない。
動けずに苦しんでいる人、動かない自分を責めている人が、私のクライアントさんのなかにもたくさんいらっしゃいます。
特にそれまで組織や家族からの指示を受けて、忠実に動いてきた人たちによく見られます。
これは能力の問題ではなくて、行動力の問題です。
組織や家族の指示で動くのは、失敗をしても相手の任命責任。自分で動くのは、すべて自分の責任
私は自分で自分の仕事を起こすのは、これが初めてのことです。
それまでは組織のなかで、生きてきました。
組織のなかでは、さまざまな結果を出してきました。
ライター・スクールという組織も課題に真剣に取り組み、私の企画の突拍子のなさや、書く内容を楽しみにしていると言いにきてくれる同期が何人もいました。
1つ目の学校では「優等生」だとも言われました。
このことからも、能力がなかったわけではないのです。
けれどもそれはあくまでもライター・スクールから出される指示のなかで、うまく立ち回っていたというだけでもあります。
結婚前は親の許可のもとに、自分の行動を決めていました。(反発いっぱいしましたが。笑)
結婚すると今度は夫の指示がきます。(私は10倍多く出しますが。笑)
働いている職場も上司の指示で動き、失敗をしても全責任は自分1人には降りかかってはきません。
他者からの指示に反発を覚えて批判もたくさんしていましたが、同時に守られていたのだと気がついたのです。
そうして自分だけの意思で動く経験がなかったことに、気がつきました。
守ってくれる場所を探していただけでした。
守られているうちは自由になれません
どこかへ属していれば守られている感もありますし、所属する場所のお金を使って動くことができます。
自分で動くとなると費用対効果や自分の持っている体力、能力のなかで、利益をどれくらい出せるのか?まで考えなければならなくなります。
けれども自分の責任において、好きなことで自由に動き回ることができる、大きなメリットがあります。
組織にいる間は組織の許可がでなければ、動けなかった行動を簡単に起こすことができるのは快感です。
究極的には自由を取るか、誰かの許可を取り続けるかの選択です
最終的には自由を取るか、守られ続けるかの選択となってしまいます。
そこには資金作りや心構えの準備期間が必要で、いきなり放り出されると恐怖で続けられなくなります。
私に足りなかったのは、心構えの部分でした。
そうしてブログ術講座を修了して「今始めなければ、一生始めないだろう」という時期まできて、やっと始めたのです。
ブログ術講座を修了して開始するまで3ヶ月も要しましたが、単にブログを始めるということではなくフリーランスとなるまでの準備期間だったのです。
それまでの道のりも行動をしているようで、実は行動を起こす為の準備期間だったと言えるでしょう。
けれども根本的には自由を欲していたし、誰かの指示の元で動くのは、自分の本当に起こしたい行動へ移せないジレンマを抱えていました。
フリーランスとしての経験がないのですから、フリーランスとして動くことが好きかどうかもわからずにいました。
「ダメだったら勇気ある撤退をして、組織の不自由が自分の身の丈に合っているのだ」とちゃっかり自分に免罪符を与えてから、始めました。
これからもどうなるのか自分を含めて誰にもわかりませんが、それは組織にいてもフリーランスでも同じことです。
守られていると感じている家庭でも組織でも、崩壊する可能性は常にはらんでいます。
だったら自由でいたい、好きな仕事をしていたいと私は思いました。
あなたは準備期間に入りますか?それとも不満を抱えながらも、守られ続けることを選びますか?
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