「子供のころ親からひどい目にあった、許せない」
「配偶者から暴力を振るわれた、許せない」
「友人から侮辱された、許せない」
「謝ってほしい」
世の中は、許せないことがいっぱい。
どうしたら自分にひどい目にあわせた人から謝ってもらい、許すことができるのだろうか?
という質問を本当によく受ける。
けれどもそんなにひどい目にあったのに、なぜ許さなければならないのだろう?
それはひどい目にあわせた人たちと、つながっていようとするからだと思う。
つながっていようとする以上、再びひどいことをされる前提は外れない。
それなのに本当に許してまで一緒にいたいのかを、自分の胸に手を当てて問いかけてみてほしい。
一緒にいたければ再びひどいことをされることを、相手に許したのだと受け止めるしかない。
ひどい目にあわせた最初の1回だけは、相手が悪い。
けれども何度も同じ目にあうのは、相手の傾向を知ったうえでの自分の選択だ。
もう子供ではないのだから、立ち去るという選択肢もあるのに。
ひどい目にあわせる人は、自分の不平不満を相手にぶつけている。
たとえ親子であっても愛情あっての言動だというのは、ありえない。
自分より不幸でいることを、望んでいる人たちだ。
その人たちの望みを叶える手伝いをしているのなら、手伝った通りになる。
お互いに不幸なまま長い年月をかけて相手が過ちを認めたって、なんの充足感もない。
やられた事実は消せないからだ。
同じ土俵で戦う価値もない者に、大切な人生を捧げてしまうのだろうか?
幸薄い存在で悲しい顔をして、毎日暮らすのだろうか?
それでは相手の思う壺だし、心地がいいからよくなる努力もしないだろう。
自分が幸せになることが不幸を望む者たちへの、最大の復讐だということを知ってほしい。
相手があなたの幸せにあやかりたくなって、一緒にいようとしても手が届かないほど遠くで幸せになっていること。
そこで相手が悔い改めたときに、初めて許すことができる。
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