なぜ急にでてきた?

ものすごくイヤな目にあった人が、突然夢にでてくることはありますか?

自分をひどく傷つけた人、恐怖へ陥れた人、けんか別れして何年も会っていない人。

全部イヤな人たち、もう経験したくないこと。

ようやく忘れ始めたころ突然夢に出てくるのですから、驚きますよね。

私も年に1度くらい、そんな夢を見ることがあります。

以前イヤな人が出てきた、夢の過去記事の話はこちらから → 自身が持てない人は、寝ているときに夢で成功体験を積む!

突然夢にでてこられて驚きました、でも……

私はこの夢の中で、高校時代に私を苦しめた露出狂を退治しています。

退治もして、成功体験はしている。

だけれども思いだしたくもない人だということに、変わりはありません。

またイヤな人に限らず愛する人でも、亡くなった人が夢枕に立つときは成仏していないから。

そんな言い伝えもありますよね。

真相は闇の中です

夢診断、夢占いなどを掘り下げているわけではないので、結局真相は闇の中です。

またその夢を見る前に、なんらかの要因があったのかもしれません。

たとえば似た目つきの人と、無意識だけどすれ違っていたとか。

だけれども要因を追求するより「イヤな人の夢を見た」という事実の方が大切なのではないかと思うのです。

夢に出演させてあげられるほど、自分が回復をしている可能性を信じる

現実で恐怖と戦っているときは、あまり夢に見ないものです。

夢に出てくるのは、その状況を脱してからです。

渦中にいるときは現実世界で必死に戦いますから、夢に見る余裕もない。

亡くなった愛する人が夢枕に立つのも、同じではないのかと思うのです。

それまで夢の中に出てこられたら、恋しくて苦しくなるから見ないようにしていた。

愛する人が亡くなるというのは生きているなかで、最も受け入れがたい苦しい体験のひとつだと思います。

だから私はイヤな人や、亡くなった人の夢を見て怯えている人へ伝えています。

「夢に出演させてあげられるようになったほど、あなたが回復していることが考えられます」と。

ここで2つの反応がでます

「そうか回復しているのか。だったら安心だ」という人。

がっくりして「もっと別の意味を教えてくれる人を探そう」という人。

どちらでも自分の都合のよい方を、選んでいいと思います。

ただどちらを選ぶ方が心が楽なのか?

私は前者の方が自分が楽だから、そういう考え方を持ちます。

もっと別の意味を教えてもらうことが、自分を楽にすることとは思えないから。

「あなたの(亡くなった)お父さんが、私の夢にでてきた。きっと成仏していないに違いない」と人から言われたことがあるから。

法要をすませた直後に「ちゃんと供養していないからだ」とまで言われて、すごくイヤな気分になったから。

本当かもしれない、けどわからない

実際に成仏していなかったのかもしれません。

だけれども事実として父の死後、数年間は私の夢には現れませんでした。

今は出てきても、死者と接しているという認識はありません。

生前と同じようにくだらない話をして、時には一緒にお酒を飲むこともあります。

父の夢を見て「成仏していないのかも?」と怖がったこともありません。

「昨日ね父が夢にでてきたよ」と家族に報告すると「へぇ」と笑って終わりです。

無理して怖がる理由を探す必要は、あるのでしょうか?

話はそれましたが、前述した「(がっくりして)別の意味を教えてくれる人を探そう」というパターン。

その人は私からすると「自分の見た夢に複雑な意味づけをしたい人」に思えます。

確かに夢に出てくる事象は潜在意識が見せているので、複雑なのかもしれません。

だけれどもわかっていることは「夢にイヤな人がでてきた」という事実だけです。

私が「父は成仏していない」という他人の言葉を真に受けて、供養してくれる人を探し歩くようなもの。

でも成仏しているかどうかは夢に出てきた、出てこないで判断はできません。

足元を見ることも大切

東洋医学では寝る前に果物や生野菜を食べると、悪夢を見やすいといわれています。

それは体が冷えているときに、悪夢を見やすいということです。

西洋でも「朝のフルーツは金、昼のフルーツは銀、夜のフルーツは銅」だと言われていますよね。

これは朝のフルーツを食べた後は、体を動かすから冷えても温まるという意味です。

どちらも先人の経験からくる知恵です。

こんな簡単なことなら、誰でも取り組むことができますよね。

これはイヤな夢に限ったことではありません。

立証できない複雑な要因を追っておびえ続けるくらいなら、起こった事実に即した回復のさせ方を追うほうが楽だと思うのです。

また自分を楽にすることで潜在意識が、イヤな夢を見せなくなる可能性が高いことは立証されている事実なのです。


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