肩こりに悩む人は多いのではないだろうか?
PCを一人一台持つのが珍しくない現代では、
PCに向かう時間が増えてしまうのもやむを得ないことだ。
小学生の肩こりも、とても多い。
肩こりは肩の血行不良なのだということは、よく知られている。
東洋医学では「風邪は首に『ふうじゃ』が入った状態」と言われる。
邪悪な風という意味。
肩がこり首がこることで首の血行が滞ると『ふうじゃ』の侵入を許し、
風邪をひいてしまうとされている。
首のこりを防ぐためには、
まず肩をこらせないということが肝心だ。
風邪のひき始めに飲む「葛根湯」という漢方薬がある。
ひき始めにしか効果がないのは、肩こりの薬だからだ。
こりが首にまで及んでしまうと、もう効かない。
肩がこると目も悪くなる。
ひいては脳への血流も悪くなり、鬱にもなりやすい。
肩こりを自分で手軽に解消できる方法、
それは四つんばいになっての床の雑巾がけ。
これはものすごく効率的な、全身運動だ。
昔は鬼姑が妊娠中の嫁に「雑巾がけをしろ」と言っていたらしい。
イビっているのではなく、
妊婦さんでもできる安全な全身運動なのだ。
(妊娠初期の人と、具合の悪い妊婦さんはやらないでください)
「1人目のときは実の祖母が生きていて、毎日雑巾がけをさせられていた。
妊娠中の孫をいたぶるなんて、ひどいばあさんだと思ったけど
お産が軽かったんだよ。
2人目を妊娠中に入院しているときに亡くなっちゃったから、
雑巾がけもしていなくて、お産がすごく重たかった」
と言っていた友人もいる。
ク◯ックル・◯イパーなどの便利な道具の出現で、
すっかり途絶えてしまった床の雑巾がけ。
四つんばいになり腕を左右に大きく振る動作は、
肩の血行をよくする。
それと同時に左右にお尻を振るので、
下半身は自然と金魚運動をすることになる。
肩を触るとパンパンに凝っているのだけど、
肩こりの自覚症状は感じていないという人がいる。
そういった人たちの肩こりの目安は脇汗だ。
ストレスがかかったり緊張をすると、最初に肩が萎縮する。
それを緊張しているから、脇汗をかいていると誤解されていることがある。
原因は肩こりだ。
暑い場所にいるわけでもなく、
体の他の場所は汗をかいていないのに、脇だけかいているときは
間違いなく肩が凝っているというサイン。
雑巾がけで掃除機やモップでは取れない汚れが取れると、
床が見違えるほどピカピカになる。
これだけで精神衛生上とてもいい。
おまけに肩こりも取れて脳に血液が巡りやすくなり、鬱感情も晴れる。
今日は廊下、明日はキッチンと毎日場所を変えて、
短い時間にサササと雑巾がけをすることが長続きの秘訣。
そのときはしっかりと四つんばいになって、ゆっくりと
大きな虹を描くよう、腕を左右に振ることを意識してただきたい。
私は100円均一で売っている、膝用サポーターをつけてやっている。
力を込めてキュッキュと磨くと、2、3分だけでもポカポカと芯から温まる。
床の雑巾がけ、あなどれない。
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